天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その7(最終回) [修理・改造・DIY]
一番気になるノイズの状態を見る
ダーク撮影テストです。
結果はどうなりますか?
バルブ撮影
ISO 1600
露光時間はとりあえず5分
まずは、冷却OFFで撮影
温度は25.7℃
拡大するまでも無くノイズが酷いです。
センサーの温度も上昇して、30℃近くまで行きました。
拡大すると見られたものでは有りません。
C社やN社ではこんなに酷くないんですけどね~
まぁ~ 普段使ってるカメラでも高感度でのノイズは気になっていたので
想定内です。
さてさて、冷却したらどれだけ改善されるか?
ペルチェ素子のスイッチON!!
撮影条件は一緒のまま、6.7℃まで下がったところで 「行きま~~す!」
おおっ~~!!!
拡大しても
ノイズが激減した~~!
中古カメラで作りましたが
これだけ効果が出るのにはビックリしました。
フィールドでの撮影が楽しみです。
とは言っても 腕が伴わないので
宝の持ち腐れに成りかねませ~~ん(^^;;
なんとか、自分が思い描いたカメラが完成しました\(⌒∇⌒= )/
でも、フィールドにはいつ行けるかな~??
ちょっと便利機器を一つ紹介!
テストでは5分露光でしたが
C社のように露光時間がカメラに表示されません
以前は、時計やタイマーを使ってレリーズ操作をしていましたが
デジタルの普及と共に便利なレリーズが有るので、使っています。
これは、多機能なレリーズで、
セルフタイマー、インターバルタイマー、長時間露光タイマー機能が
一つになっているレリーズです。
バルブ撮影時には任意の時間を設定でき
インターバル機能を同時に使えば、設定した枚数を
ボタン一つ押せば勝手に撮影してくれる 優れものです。
ちょっと大きいのが難点ではあるんですがね~
まぁ C社純正も同じくらいの大きさなのでしょうがないのですかね?
天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その6 [修理・改造・DIY]
カメラ改造も、いよいよ終盤に入り テスト段階になりました。
ここまでくると、なんと言っても 気になるのが、
ペルチェ素子は何度位下がって
ノイズがどの程度減るのか? です。
でぇ、まずは ペルチェ素子のテストから。
カメラに組み込む前のテストでは、(この時の写真も撮り忘れちゃいました)
-15.5℃下がったのを確認してるのですが
カメラに組み込めば、それなりに密閉されるので
それより2~3℃は下がる見込みですが、果たしてどうなるでしょうか?
テスト開始時の温度は25.7℃ ほぼ、室温と同じです。
それでは、スイッチON!
デジタル温度計の数字はどんどん下がっていき
なんと何と、6.7℃まで下がり
当初の目標値 -17℃~18℃を越えて-19℃です。
こんなにうまいこといって良いのか?
テンションMAXです~~!
って 喜んでも居られない
CCDの結露が心配です。
ミラーアップして確認したら結露は見られず一安心です。
益々 テンション上がっちゃいますね。
CCDセンサーの温度が下がるのが確認できたので
いよいよ、ダーク撮影テストですが、
その前に、コントロールボックスの説明をサラッと簡単にしときます。
手前のスナップスイッチは、
左から ペルチェ素子のON/OFFスイッチ
真ん中 カメラレンズの結露防止用ヒーターのON/OFFスイッチ
右側 CCD結露防止ヒータのON/OFFスイッチ
ダイヤルは、左側がペルチェ素子の温度コントロール用で
右側が、カメラレンズ結露防止ヒーターの温度コントロール用です。
赤とオレンジのパイロットランプは 各装置のON/OFF確認用です。
コントロールボックス底側は
左から、レリーズ用、メインの電源入力、カメラレンズ結露防止ヒーター用出力の端子です。
カメラ用電源も内蔵していますが、ON/OFFはカメラ側でするようにしました。
ちなみに、ボックスの中は配線処理がメチャクチャなので 見せられません・・・(^^;;
「天体撮影用カメラ改造にチャレンジ」は まだまだ 続きます。
天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その5 [修理・改造・DIY]
やっと カメラ組み立てが完了しました。
自画自賛ですが なかなかいい感じだと思います。
正面から
コントロールボックス側
真上から
後ろから
「天体撮影用冷却改造カメラ」 とりあえず、形になりました。
コントロールボックス側も
ちゃんと動いてくれますように (-人-;)
天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その4 [修理・改造・DIY]
いよいよ、カメラを組み立てられる段階まできましたが、
途中経過の写真を撮るの忘れちゃいました。
カメラを組んで、正常に作動するのか
ドキドキしながら電源を入れてみる。
おおっ!!
電源が入った。
電源も入り、機能的には全て問題なく動いたので 「よしよし!」
ただし、半田を外してCCDセンサーを付け替えてるので、
センサー自体が生きているのか?
ちょっと 試し撮りをしてみました。
撮影出来ました~~
ローパスフィルターを外しているので
全体に赤く写ってます。
ノーマルのカメラで写すと
だいぶ違いますね
カメラの正常作動が確認できたので
コントローラー側を組み立てます。
「天体撮影用カメラ改造にチャレンジ」 その5へ続く・・・
天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その3 [修理・改造・DIY]
カメラ改造の続きです~~
CCDセンサー取り付けのプレートを作り
CCDを乗せてみました。(センサーが生きてるのか・・・? とっても心配)
手作り感いっぱいのプレートはご愛嬌(^^;;
CCDから出てきてる緑色の配線は、結露防止用のヒーターの線です。
ペルチェ素子で冷却目標温度が、最大で-17℃~18℃位にしたいので
結露が心配です。 冷やしつつも暖めるって 矛盾していますが
常時使うわけではなく、通常はペルチェ素子側で温度コントロールして
結露が起こらないようにします。 ちなみに、上の赤い線は仮止めですが、温度センサーです。
各装置を動かすための「可変安定化電源」などなど 試行錯誤しながら作成!
1.ペルチェ素子コントロール用
2.カメラ電源用
3.レンズ結露防止用外部ヒーター用
4.CCD結露防止ヒーター用
この 4系統の電源を、一枚の基盤に
もっとスマートに作成できるのかも知れないのですが
知識も経験も無いので、無駄に大きいかも?
まぁ 動けば良いので! って事で・・・
半田付けに不安が有ったけど、通電テストも無事終了!
不慮のショート防止のために
サンハヤトの絶縁コーティング剤「ハヤコート」を2度塗りして
いよいよ 組付けます。
「天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その4」に続く・・・
天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その2 [修理・改造・DIY]
一通りパーツも揃い 頭の中で青焼きも出来上がったので
カメラ分解です。
メイン基盤を外すには、
カメラ外側を全て外さないと駄目で
さらに、CCDセンサーを外すには
フレキケーブル6本と、半田付けされてる配線18本を外さなければなりません。
この時点で、最終的に復活再生が出来るのか不安です。
メイン基盤とCCDセンサーが外れました。
CCDセンサーが取り付けられてる
ステンレスの板は小さく冷却効果を考えると
効率が悪すぎると思うので、
これも半田を外して分解しちゃいます。
熱を加えるのでちょっと心配ですが、ここは おもいきって行きます。
中央の青いのがセンサーの直前に付いてる
ローパスフィルターです。
これが、Hα光の大部分をカットしてしまう 邪魔物です。
って 言うことで これも外しました。
このままだとセンサーに直接ゴミが付いてしまうので
IRフィルターと交換します。
この後、CCDを取り付けるプレートを型取りし、 冷却用プレート製作です。
ぶっ続けで作業が出来るほど集中力が無いので
続きは、次回に!
天体撮影用カメラ改造にチャレンジ その1 [修理・改造・DIY]
突然ですが、カメラをバラします。
中古デジタルカメラの値段も安くなり
天体を望遠鏡で見るだけでなく
撮影もしてみようかな? って
とてつもなくハードルの高いことを考えてしまった。
でも、何処まで改造するか?
宇宙で輝く星雲は、Hα光と呼ばれる波長で輝いていて
この付近の波長の光は、デジカメの ローパスフィルターが大部分をカットしてしまい
殆ど写りません。
そこで、
①ローパスフィルター除去改造
②ローパスフェルターをIRフェルター(赤外フィルター)へ交換改造
③冷却改造
どれも理屈は簡単だし せっかく挑戦するなら
冷却改造をしてみようと、必要な材料を物色です。
最初にカメラですが、PENTAX*istDLをチョイス!
まぁ、僕がPENTAXファンで機材も流用が出来るので決定です。
ちなみに、¥8000位から買えます。
冷却方法は、ペルチェ素子を使い温度管理が出来るよう
温調機を購入。もしくは、作成! って言っても電気の事はさっぱり分かりません!!
超無謀な計画か?と チラッと思いつつ・・
候補が四つ!
①秋月電子通商の「ペルチェ温度コントロールキット」
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-01872/
②ワンダーキットの「温度センサ2キット」
http://eleshop.jp/shop/g/g401902/
③デンシ電気店の「パネルサーモスタットモジュールVM148 」
http://item.rakuten.co.jp/denshi/1522807?s-id=browsehist_top_02
④完全自作
①と②は組み立てキットなので、半田付け作業が必要です。
知識も無く、半田付けにも自信が持てないが、
どうせ作るなら! って事で、自作することに。
必要なパーツを、秋葉原に買いに行くかネットで注文!
ヒートシンク&冷却ファンは、壊れて使わなくなったPCから外し
後は、冷却板に使うアルミ板を揃えればOKです。
はたして完成するのでしょうか?
頭の中では理想像が完璧に出来上がっているのですが・・・
どうなることか、天体撮影用冷却カメラの製作開始です。
突然の帰宅難民に・・・ [修理・改造・DIY]
金曜日、車のエンジンが突然かからなくなった。
仕事が終わり、いつものように車に乗り込み、キーを廻して
エンジン始動! っが しかし! ギヤをドライブに入れた途端
エンジンストール。
気を取り直して、セルを廻すが火は入らず・・・
さて、困ったと考えてても直らないので原因追求へ
まず、プラグを外し火花が飛んでるか確認も、問題なし。
次に疑わしいのは、フェールポンプ。
15万kmオーバーの車なので、電装系はヤバヤバです。(つい先日もセルモーターが逝きました。)
イグニッションをONにした時にフェールポンプの作動音を確認してみる。
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」 音がしない!
間違いは無いと思うが、念のためリレー・ヒューズ等を確認!
結果、フェールポンプ不良と断定!